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商工会議所会員 経営層のための創生演習

測定の檻から、自律 を奪還せよ。
― アルゴリズムが選択を自動化する時代の、経営層のための「第二のOS」

経営のサイエンス化は、正解をコモディティ化させ、組織を「分析麻痺」に追い込みました。他者から与えられた測定システム(第一のOS)をアンインストールし、自律的な問いを打ち立てる「人文学の牙」を取り戻す、商工会議所会員の経営層のための創生演習です。

体験講座・法人向け創生演習プログラムは現在制作中です。お問い合わせいただいた方に優先してご案内します。

2つのOS

経営分析やAIによる予測は、目的を効率的に達成するための強力な仕組みです。
しかし、その目的自体を問い直す力は、また別のOSが担います。

AI時代の意思決定を左右する2つのOS
第二のOSは、第一のOSを置き換えるものではありません。
第一のOSを使いこなしながら、「何のために、どこへ向かうのか」を決めるための、

もう一段上の仕組みです。

3つの経営課題

「問いを立てる力」は、抽象的な話ではありません。
中小企業の経営者が実際に直面する、切実な3つの場面に表れます。

01 / 事業承継の孤独
先代の遺産と、どう向き合うか

二代目・三代目経営者が直面する「自分は何者か」という一人称の問いに、通俗的な経営書やリーダーシップ論は答えを持ちません。必要なのは精神論ではなく、自社の歩みを歴史史料として引き受け、自分の言葉で再命名する具体的な方法論です。

02 / 人材定着とKPI疲弊
少人数組織ほど、数字が現場の声を殺す

大企業以上に、少人数組織では過剰な数値管理が従業員の自発性を蝕みます。「測定が目標になった瞬間、それは良い測定ではなくなる」というストラザーンの法則は、中小企業の現場でこそ切実です。

03 / 後継者・右腕の自律性
マニュアル化しても、右腕は育たない

ビジネス向け教養言説の多くは、市場での差別化や競争優位という大企業的な文脈で語られます。中小企業経営者が向き合っているのは、承継・定着・育成という、もっと個別具体的な現実です。

4週間の変化

知識を増やすことと、判断のOSを入れ替えることは、まったく別の営みです。
4つの場面で、その違いを見てみましょう。

会社を守ってきた判断は、次の時代にも通用するか
― 「史料化」と「対話」を経て、「判断のOS」を次の世代へ手渡すまでの4つの場面。

二つのトラック(視座)

トラックとは、同じ問いに異なる学問から迫る並行の入口 ― ひとつを極めるより、複数の視座を並行して育てていく。
糸林誉史(人類学者・キャリアコンサルタント)
越境するビジネス人類学

『市場と労働を解体する:ビジネス人類学入門』(糸林著 kindle版テキスト)

「能動的惰性」の解体と経験の「異化(defamiliarization)」――長年自明視してきた自社の企業文化や『完璧だったはずの計画』を、見知らぬ部族の儀式として相対化し、現場で生起する『状況的行為』を厚く記述するレンズを獲得する。現場に伝わる『武勇伝』を手がかりに実践知を掘り起こし、慣習化した意味の網とハビトゥスを問い直したうえで、ANT(アクターネットワーク理論)を経て、生活史から自己を再定義していく三段階の展開を、著者自身の理論書を手がかりに丁寧に辿っていく。

  • 第1講座「ビジネス人類学の視座 ― 自社文化を『異化』するレンズを獲得する」
  • 第2講座「ANT(アクターネットワーク理論)への接続 ― モノと人の関係を読む」
  • 第3講座「生活史からの自己の再定義 ― 沖縄 読谷山花織:曽根美津子氏の事例を軸に」
土屋武久(英語学者・メディア研究)

映画ジャンル論

Film Genre: From Iconography to Ideology(キース・グラント著 土屋 翻訳書)

「反復と変奏(repetition and variation)」―― 観客が期待する型を裏切らずに満たしながら、同時にその型をわずかに裏切ることで快楽が生まれる。この定義を手がかりに、慣習・イコノグラフィー・設定というジャンルの構成要素を精読し、ジャンル映画を「観客と産業が絶えず交渉し合う動的な場」「現代の社会的儀礼」として読み解く視座を養う。西部劇・ホラー・ミュージカル・ドキュメンタリーの代表作を通じ、型の反復のなかに作家性とイデオロギーがどう滑り込むかを検証する。

  • 第1講「ジャンルとは何か ― 慣習・イコノグラフィーと反復と変奏」
  • 第2講「作家主義とジャンルの交渉 ― 型のなかの創造性」
  • 第3講「表象の政治学 ― ジャンルというイデオロギー装置を読み解く」

学術的な裏づけ

本プログラムが依拠する「第二のOS」という視座は、思いつきのスローガンではありません。
文化人類学・哲学・組織研究の一次文献に基づいて構築されています。

01|事業承継の孤独

二代目・三代目経営者が直面する「自分は何者か」という問いには、ガダマーが擁護した「先入見」の哲学と、コゼレックの「経験の空間と期待の地平」という歴史意識の理論が、具体的な向き合い方を示します。

02|人材定着とKPI疲弊

「測定が目標になった瞬間、それはもう測定ではなくなる」というストラザーンの法則、そしてハンナ・アーレントが『人間の条件』で示した労働・仕事・活動の三分法が、数字の背後にある現場の声を読み解く枠組みを与えます。

03|後継者・右腕の自律性

マニュアル化できない暗黙知の移転という難題には、マイケル・ポランニーの『暗黙知の次元』が、半世紀以上にわたって参照され続けてきた基本的な視座を提供します。

詳しい参考文献は、リベラーツ叢書 第4巻『人文知という第二のOS』(糸林誉史、2026年11月刊)に掲載しています。

無料PDF資料

「自社を『見知らぬ部族の儀式』として見る ― ビジネス人類学、4つの視点」。
学術研究に基づく実話4話と、自社に置き換えるための問いを1冊にまとめました。

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