リベラーツ・ジャーナル
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書評・文献案内

【精選 民族誌】ビジネスパーソンのための「記述」と「権威」の再構築|J. クリフォード, G. マーカス (編) 『文化を書く』 (1986)
1. なぜ今、『文化を書く』が必要なのか 1986年に出版されたジェームズ・クリフォードとジョージ・E・マーカス編集による『文化を書く:エスノグラフィの詩学と政治学(Writing Culture: The Poetics and Politics of Ethnography)』は、文化人類学という... -
国際関係を読み解く

記憶の「義肢」としての映画:『サラの鍵』とヴェル・ディヴ事件を巡るメモリアル・スタディーズ
序論:2010年、フランスの「記憶」の転回点 歴史とは、過去に起きた事実の羅列ではありません。それは現在という視点から再構成され続ける「語り」の総体です。フランス現代史において、第二次世界大戦中のヴィシー政権による対独協力(コラボラシオン)の... -
講座案内

【体験講座】『国際関係のナラティブ戦略入門』世界を動かすのはミサイルか、物語か?
弱者が強者に勝つための「ナラティブ戦略入門」入門 いささん先生|国際関係学 序章:なぜ、あなたの「正論」は通じないのか? 「予算が足りないから、競合には勝てない」 「権限がないから、組織を変えられない」 「正しいことを言っているのに、なぜか相... -
おとなの知的生産術

【体験講座】「書く」時代の終わりと、「建てる」知性の始まり。|AI時代に再定義される「アカデミック・ライティング」の本質
はじめに:AIは「言葉」をインフレ化させた 筆者: 糸林 誉史(文化人類学者 / リベラーツ創立者) 私たちは今、人類史上かつてない「言葉のインフレ」の只中にいます。 生成AIの登場により、誰でも、一瞬で、それらしい文章を大量に生成できるようになり... -
書評・文献案内

【精選 民族誌】「話が通じない」こそが最強? 人類学者アナ・チン『摩擦:グローバル・コネクションの民族誌(Friction: An Ethnography of Global Connection)』が教える「摩擦」の力
人類学者アナ・チンが教える「摩擦」の力 「部下と話がどうしても噛み合わない」 「他部署との調整会議が泥沼化して、一向に前に進まない」 「本社から降りてくる美しい方針と、現場の泥臭いリアリティが致命的に乖離している」 日々の仕事において、こう... -
キャリア資本

講座『AI時代のナラティブ・キャリア論』 〜「変化」を「物語」へ編み直す3つの視座〜
第1回:【視座】キャリアの「地図」を広げる 〜個人・空間・時間〜 「AI時代のナラティブ・キャリア論 〜『変化』を『物語』へ編み直す3つの視座〜」の全3回の体験講座は、『The Routledge Companion to Career Studies』(以下、『Routledge Companion』... -
社会人の学び直し

【映画ジャンル】なぜ今、一流のビジネスパーソンは「映画ジャンル論」を学ぶのか?――VUCA時代を読み解く「思考のOS」
【第1回】なぜ今、一流のビジネスパーソンは「映画ジャンル論」を学ぶのか?――VUCA時代を読み解く「思考のOS」 はじめに:映画を見る目は、世界を見る目である 「あなたの好きな映画のジャンルは何ですか?」 そう聞かれて、「アクション」や「ホラー」、... -
キャリア資本

【理論 ジョブ・クラフティング】「ただの研修」ではない。生存のための理論武装としてのリスキリング
――誤解だらけの日本、理論で武装する欧米、その決定的な断絶 キャリアコンサルタントとして企業に勤める人の話を聞くと、リスキリングを業務命令にするのはやめて欲しいという声をよく聞く。あらためて人類学的視点からこの問題についてまとめてみた。 「... -
書評・文献案内

【厳選 民族誌】DXが失敗する最大の要因はここにある!|デヴィッド・グレーバー『官僚制のユートピア』の徹底解剖
1. 「ウォール街を占拠せよ(Occupy Wall Street)」運動の中心人物 デヴィッド・グレーバーの著書『官僚制のユートピア:テクノロジー、構造的愚かさ、リベラリズムの鉄則』(原題:The Utopia of Rules)を取り上げる。グレーバーの提示する「リベラリズ... -
書評・文献案内

【精選 民族誌】カレン・ホー(Karen Ho)『Liquidated: An Ethnography of Wall Street』徹底解剖——現代社会人のための「流動性」と「スマートネス」の人類学的分析
1. イントロダクション: 1.1 なぜ今、ウォール街の民族誌なのか カレン・ホー(Karen Ho)著『Liquidated: An Ethnography of Wall Street』(2009年、邦訳未出)は、単なる金融業界の暴露本ではなく、現代の資本主義社会を生き抜くための強力な「思考...




